多動でも、一つをコツコツでも、どちらでも良いと思っています。
最近、大人気の堀江貴文さんの「多動力」。
多動という言葉は、以前はあまり良い意味として理解されていませんでした。
私は長く学習塾経営をしていたので、
お母さん方で、
「うちの子は多動気味で、落ち着いて学習ができません」と言われる方も多かった。
疾患の一つとして、診断された人もいましたが、
正常だとしても、落ち着きがなくて、じっとしていられないことを「多動」という言葉で表現していたようです。
堀江さんの本の中でいう「多動」は、一つのことをコツコツではなく、いろんなことの興味があって、いろんなことを同時進行するタイプの人のこと。
私もどちらかというと、「多動」の傾向があって、一つのことを長く続けられません。いろんなことをやりたいし、いろんなことをやらないと勿体無いとすら思っています。
だから、堀江さんの本を読んで、勇気が湧いたし、「これからは、いろんなことを同時進行できる方が人生楽しめるはず」と都合よく解釈しました。
でも、
よく読んでみると、堀江さんは、「完璧主義者ではなく完了主義者になろう」と言われているし、
手当たり次第、新しいことをやって投げ出すのでははく、サクサクと目の前の仕事を完了させて、新しいことに取り組もうと言っている。
だから、結局、「多動で良い」と言っても、いい加減で良いわけではない。
むしろ、
スピーディーにモノゴトを片付けていく高い能力があってこそ、「多動力」が生きるのだと思う。
多動であればあるほど、どんどん新しいことが展開されていくのだから、
目の前のことに集中し、素早く処理していかなければいけない。
そんなことを考えました。
なので、多動力のある人というのは、
ただ単純に「好奇心旺盛」というだけでなく、高い仕事の作業力がある人達のこと。
そんな力を身につけることで、これからのスピードの速い時代に適応しやすくなるのかも。
でも、その一方で、、
多動タイプで実績をだす人も、
一つのことで実績をだす人もいるのだから、
結局、それは、性格や行動パターンの違いであって、どちらでも良いのかな、、、とも思いました。
多動でも、一つのことをコツコツでも、自分が好きな行動パターンで良いと思う。
— 長野淑子 (@yokobishoku) 2017年7月17日
ただ、それは、今の自分に満足していたり、自分のやり方で上手くいっている人、実績を出している人の場合。
多動の人に一つのことをずっと続けろと言ってもそれは難しいし、
一つのことを続けることが好きな人に、いろんなことをやろうと言ってもそれは難しい。
でも、今の状態に満足していないのだとしたら、何か自分の行動を見直す必要があるし、、
多動的な働き方からは、学ぶべきことがたくさんあるはず。
もともと、自分が多動的だと自覚している人ならともかく、そうではない人には、取り組みにくいテーマかもしれないけれど、
自分を変えるきっかけして、「多動的生き方」を目指してみても良いのでは。
もう、自分なりに実績をだせて満足している人は、多動でも、一つのことをコツコツでも、自分らしさを生かしていけばいいのだと思います。