料理研究家の宮成なみさんから学ぶ「夢を叶える人、叶えられない人」
健康になりたい。
お金持ちになりたい。
自由になりたい。
そう言っている人は、なかなか願いが叶わない。
そんなことを自分の体験から語ってくれたのは、
料理研究家の宮成なみさん。
宮成さんは、
16歳の時に腎臓を患い、
30歳で透析を始めた。
現在、透析を始めて丸10年が経ち、41歳になった。
「30歳の時に決めたことが一つあります。」
と話し始めたなみさん。
「それは、知識レベルの情報をむやみに発信しない。
自分で実際に経験し、
その上で、自分の考えたことを慎重に発信する。ということ。」
なみさんは、16歳の時に発病してから、30歳までは、本当に苦しく辛い日々を送っていたといいます。
それは、
透析についての多くの情報に惑わされ、自分の未来に絶望し、不安を感じでいたから。
「中途半端な情報は、人にとって害になる」と思ったそうです。
だからこそ、聞いたこと学んだことをそのまま発信するのではなく、自分で体験してから、自分の体験談として、なるべく正しく伝えよう、、と。
それは、なみさんの優しさであり、責任感なのだと思います。
実際に30歳で、透析を始めたら、なみさんは、そこまで不自由を感じなかった。
*仕事も出来る。
*友達とも遊べる。
*一人暮らしも出来る。
*旅行にも行ける。
自分次第で、未来は開けるのだと気がついた。
なみさんは、今後、
■透析患者は、そんなに未来に失望しなくても良いのだと伝えたい。
■健康な人と同じように夢を見る権利を持っていることを知ってほしい。
そんなことを考えているそうです。
健康になりたい人がなれない理由(ワケ)
健康になりたいという人は、健康にはなれない。
と宮成さんは言います。
なぜかというと、
健康ではないことが前提になっているから。
そして、
健康になることを目標にして、
健康オタクになってしまう。
何のために健康になりたいのかが大切なのだそうです。
それに比べて、
健康になって、旅行がしたい。好きな仕事をしたい。
健康を手段にして、明確な夢を持てる人は、
モチベーションの大きさが違う。
そして、
健康の先にある夢が見つかる人は、健康になっていく。
そんなことを教えてくれました。
自分の願望がある時。
何のためにそれを願っているのか。その理由を考えてみたい。
それが、願望達成のコツなのかもしれません。
夢への一歩の始め方
現在、料理研究家として、講演家として、全国を飛び回る生活を送るなみさん。
今後は、青森まで行く予定があるそうです。
透析患者の人から見ると、信じられないような行動力だと感じるでしょう。
でも、なみさんは、明確な夢を持ち、そこに向かう為の階段を自分で把握している。
だから、あとは、一歩一歩、登っていくだけなのです。
夢を実現する為には、まずは、小さな一歩を踏み出す。
そこが重要。
具体的に。より具体的に。その一歩が何なのかを考えること。
着々と夢を実現させている宮成さんのパワーの秘密は、夢に対して貪欲なことと、夢への行動を細かく細分化していることかな、、と思いました。
人の幸せと自分の幸せを掛け合わせる
なみさんが、どんどん夢を叶えていく秘訣のもう一つは、人との関わり方にあると思います。
「全て人だから」
と言うなみさん。
チャンスを運んでくるのも、自分の夢を後押ししてくれるのも人。
だからこそ、なみさんは人を大切にします。
自分の夢を語る人は多いけれど、
自分の夢や幸せと
人の夢や幸せの接点を見つける人は少ない。
ここが出来るからこそ、人に応援され、人と一緒に夢に近づけるのだと思います。
自分の夢を実現したい時、相手の夢も把握しておくことは、大切なことかもしれません。
料理研究家のなみさんが、
全国の講演会で、「夢の叶え方」を語る日は近い。
そう実感した1日でした。