寄付や募金について改めて考えてみた。
「人の為に何かをする」
、、、ということを真剣に考え始めたのは、最近のこと。
正直、以前は、ボランティアとか寄付とか、とょっと他人事でした。
募金箱を見つけたり、
募金を呼び掛けられると、
「しないと、酷い人みたいな気がする。募金するのが、普通。」
みたいな安易な感じで、あまり、思いもなく、機械的にしていたのです。
そもそも、
募金は、自分の生活にゆとりがないと、そんなに大きな額のお金は差し出せないし、
では、お金ではなく、労働を差し出したら?と言われても、それもなかなか腰が重い。
日々の生活で、いっぱいになってしまいがちなんです。
目次
地震を経験して見たボランティアする人々
2015年4月の大分、熊本地震の時、SNS上で、被災地に出向く人、ボランティア活動をする人々の姿を見て、
「こういうことが出来る人と出来ない人は、何が違うんだろう。」と、余震が続く中、客観的にボランティアについて、考えました。
出向くことは、出来ないけれど、イベントをして、お金を集めたという人、
とりあえず、家にあるいらない物資を送ったという人、
募金を募ったという人、
募金したという人。
それぞれが、それぞれの形で、思いを形にしたはず。
では、何もしないのは、悪いのか?というと、そんなことはなく、
みんな、今の瞬間に向けている意識の方向は、違うのが当たり前で、他のことで精一杯のひともいる。
もしくは、
意識は向いていたけれど、寄付しようという気持ちになれなかった人もいたはずで、それはそれで、感情が動かなかったのだから、仕方ないことで、それが、悪いわけではない。
私も、地震を経験しなければ、そこまで、ボランティアに関心が持てなかったと思います。
寄付、募金、ボランティア、チャリティ。言葉の意味を調べてみた。
ことばの意味を調べてみました。
ここは、私の備忘録。
ちょっと固い文章で説明されているので、興味のない方は飛ばしてくださいね。
↓
■寄付とは?
寄付[1](きふ)とは、金銭や財産などを公共事業、公益・福祉・宗教施設などへ無償で提供すること。災害の際に被災地・被災民へ送られる義捐金・義援金(ぎえんきん)も寄付の一つである。経済において、寄付は福祉に係る費用の一部を担う重要な経済活動でもある。
〜中略〜
寄付は、寄付者が自らの意思に基づき金銭・財産を対象機関・施設へ無償で供与することで行われる
(ウィキペディアより)
■募金とは?
[名](スル)寄付金などをつのって集めること。「街頭で募金する」「共同募金」
[補説]本来は集める側からいう語だが、「赤十字に募金する」のように、金銭を差し出す行為をいうこともある。
(コトバンクより)
■ボランティアとは?
無償で自発的に社会活動に参加したり,技術や知識を提供したりする人,またはその活動。
社会福祉,教育,環境保全,保健など,社会全般を対象とする。一般的にボランティアの理念として,自分から行動すること,ともに支え合い協力し合うこと,見返りを求めないこと,よりよい社会の実現を目指すこと,があげられる。
以下略
(コトバンクより)
■チャリティとは?
charity)とは、慈愛・博愛・同胞愛または慈善の精神に基づいて行われる公益的な活動・行為もしくはそれを行う組織のこと。
世界各地でチャリティーの活動・組織が見られ、それらの多くは宗教的な背景を持つ。
チャリティーはしばしば身体障害者や高齢者などに対する社会福祉、貧困地域の飢餓救済、紛争地域の難民救済、または災害・事故などの犠牲者や遺族に対する支援活動などといった形態をとるが、本来的には以上の活動にとどまらず、社会に対する貢献全般がチャリティーであると言える。
また、チャリティーに係る費用は寄付・寄進によって支弁されることが多い。
(ウィキペディアより)
なんとなく、分かっているつもりだけど、一応、正しい知識をインプット出来ました。
クラウドファンディングの広がりで、寄付の概念が変わる
たまに、SNSで、
「◯◯するお金が足りないから、お金くださーい。」みたいな投稿を見ます。
こうやって、人に「寄付してください」って、オープンに言えるようになったのは、クラウドファンディングの普及によるところも大きいのかなと思います。
クラウドファンディングは、社会貢献的な目的でなくても、個人の夢や目的を達成する為の活用でも、共感してもらい、寄付してもらえば、成り立つわけで。
寄付してくださいと言うのも自由。
寄付するのも自由。
そして、
「寄付する」という行動が、以前よりも生活の中で、より身近になってきたと感じます。
キャンプファイアーの家入さんが作った新しい寄付のシステム。ポルカなどは、300円から気軽に寄付する仕組み。
「お金の価値観」「お金の使い方」は、人によって様々だけど、
こういう寄付しやすいツールがあると、
「お金を誰か知らない他人の為に使う」
という感覚を、気軽に味わうことが出来ます。
300円を3人で900円。
毎月の出費の内訳として、月に900円くらいは、人の為に使ってみると、
「お金の価値観」とか、
「寄付すること」について、改めて考えなおすきっかけにもなり、私は、家入さんのポルカを活用させてもらっています。
寄付やボランティアの影響力を少しずつ広げる
寄付することもボランティアすることも、自然に出来る人もいれば、私みたいに慣れていない人もいる。
慣れていない人は、
小さいことからやってみると慣れるし、
慣れると変わるなぁと。
それは、私が自分に対して感じることです。
300円のポルカ寄付をやっているうちに、
「ボランティアとは?」
「寄付とは?」
という思考が動き始めて、
もう少しだけ、大きい活動をしてみようと思っていた時に見た、
朝倉市の復興活動の様子。
そして、1人では出来ないけれど、数名集まって、やってみようと思ったのが、チャリティイベントです。
チャリティやボランティアも、そんなに簡単には理解してもらえないかもしれないし、
関心を持ってもらうのも難しいかもしれない。
でも、世の中は、間違いなく
「助け合い」のマインドが広がりつつあるし、
もっと自然に、もっと気軽に人を助けたり、助けられたりする環境になっていく気がしています。
「寄付して下さい。」も
「寄付します。」も
もっと広がるといいなぁと思います。
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