堀江貴文さん、中津講演会概要~インターネットの活用を改めて考える~
今日は、堀江貴文さんの講演会を聞きに行きました。
多動力の本は、22万部を突破したとツイッターに書かれていたけれど、影響力の大きい人だなぁと思います。
セミナーや講演会の鉄則(私の中の)は、学んだことをアウトプットして、必ず行動に移すこと。
今日の講演会も自分の為にアウトプットしようと思っています。
インターネットの恩恵と活用について
音声通信だけの時代からデータ通信が可能になったのは、1984年のこと。いわゆる、パソコン通信と呼ばれるものが世に出たこときっかけ。
その後、インターネットの普及は、目覚ましい速さで広がったけれど、インターネットの凄いところは、「オープンイノベーション」であること。
それまでは、新しいアイデアを思いつくと、人は、商標や特許を取りたがり、なるべく、外に情報が漏れないようにしていた。
オープンイノベーションというのは、新しいアイデアをフリーで広げて、更により良いものにしていくということ。
世界最古の発明は、車輪。
インターネットのない時代、もちろん、オープンイノベーションの環境など整っていない頃、
既に発明されているにも関わらず、別の場所で別の人が、車輪を発明することがあった。
あたかも、自分が最初に発明したかのように。
そして、文献を見て、気がつく。もうすでに車輪は存在していたのだ、、、と。
現在、既にあるものを、新しいアイデアを見つけたと勘違いすることを「車輪の再発明をした」、、という言葉で、表現することがある。
(インターネット業界では、よく比喩としても使われる言葉だそう)
そして、調べれば過去にあるかどうかは、分かるものの、知らないが為に、新しいアイデアだと思って無駄な時間を費やすことがないようにしたい、、、ということ。
実際に、堀江さんも、ゼロという本を出した時に、その内容が、アドラー心理学と似ていることが分かり、「車輪の再発明をしてしまった。」と気がついたと言います。
車輪の再発明をしない為に、私達は、たくさんの教養を身に付ける必要がある。
そして、
オープンイノベーションは、車輪の再発明をしない為のものでもあり、
情報がオープンになっていることで、発明は更に改善されていく時代になっている。
インターネットというのは、全く無からのスタートではなく、先人の知恵を活用し、あるものを更に良くして、新しい発明とする。
そんなことが可能になるツールである。
インターネットを駆使して伸びる業界
インターネットというのは、膨大な知識を取り入れることが出来、そこから、その人に必要なものを提供することで、価値を見出せるが、
DJは、膨大な音楽の知識の中から、良いものを選別して、必要なものだけ、まとめて再利用する人。(音楽業界で収入が多いのは、DJだとか)
これからは、料理の世界にもオープンイノベーションが広がっていく。
つまり、レシピの公開がもっと進んでいく。
デンマーク、コペンハーゲンにあるレストラン、「ノーマ」(世界ベストレストランで4度1位になっている)は、レシピのオープンリソース化に取り組んでいるレストランとしても知られている。
日本では、まだまだこれからだけど、レシピを読むだけでは理解しずらいところを、
動画を活用したノウハウのシェアが進むと、有名なレストランの味も再現しやすくなってくる。
食の世界でのDJ(食のキュレーター)は、これから、大きなアドバンテージを得ることができるだろう。
食において、私たちが感じる良いもの、美味しいものは、実は、味だけではない。半分は、情報を食べている。
ラーメンの世界のトップは、福岡の一蘭。一蘭は、自分のことを伝えるのが上手。のれんに書かれたうんちくを読みながら、私たちは、「美味しい」という感覚を味わう。
つまり、、
ストーリーを語れる人が上手くいく
これからの時代はどう変わるか
これからは、コンビ二は人材不足になる可能性がある。
無人コンビ二化が進むだろう。
今の若者は、レジ打ちには、魅力を感じなくなるはずだ。
車についても、10台に1台にしか動いてないのが現状。
シェアリングでいいんじゃない?という風潮が広まっていく。
実際に、タイムズなどの駐車場では、カーシェアリングで業績を上げている。
自動運転もみんなが思っている以上に早い時期に実現すると思う。
知識を取り入れ、オープンイノベーションで良い知識を発信し、より良い世の中の為に活用する。
世の中は凄いスピードで変わっているけれど、日本は世界に取り残されている。
地方にいたっては、東南アジア主要国の都市に比べてもかなり遅れている。
「そこそこ満足しているから」という思考ではだめ。みんなが平等に貧しくなるだろう。
まとめ
講演会を聞いて、心に残ったことを5つにまとめてみると、、、
1、インターネットを駆使して、知識や教養をもっと増やしていく必要がある。
2、すでにある先人の知恵を活用して、「車輪の再発明」になることなく、それをより改善し、もっとアウトプットしていくこと。
3、どの分野でも(料理業界でも)これからは、情報が開かれるし、ストーリーを語っていくことが大切。
4、AIの開発が進む現在、生産性のないものは、ロボットにまかせて、もっと生産性の高い仕事をしていこう
5、現状に甘んじることなく、世界の変化についていかなくてはいけない。
番外編:質問コーナー(仮想通貨)
講演後の質疑応答では、仮想通貨の質問があり、その話が始まりました。
仮想通貨の概論について。
仮想通貨は、
1、公開カギ番号
2、P to P
3、ブロックチェーン
この3つの技術を駆使して作られている。
(以下省略)
そして、仮想通貨に対してのアドバイスとしては、儲けようとかではなく、面白がって扱ってみたらいい、、ということでした。
今、お金の価値は下がってきている。
お金の価値と人の信頼はクロスしてきている。つまり、人の信頼の方が価値となってきた。
お金をキャッシュとしておいて置く方がリスクな時代。
お金を増やすのではなく、お金を使い信用を増やす時代。
お金で買えない価値を作っていくことが大切。
価値さえあれば、打ち出のこづちのようにお金は増えていく
価値を作る為に何が出来るか。それを考えてみよう。
仮想通貨に関しては、何のコインがいいとかは言えない。
本質を理解することが大切なのだ。